徳島県、徳島大学環境防災研究センター及び株式会社エフエム徳島がタッグを組んで
防災をテーマにしたラジオドラマのシナリオを全国から募集します。
高校生など年齢は問わず、誰でも応募可能!
ボクたち、ワタシたちが今からできることを、ラジオドラマを通して発信しよう!
近い将来、徳島県でも発生が予想されている「南海トラフ巨大地震」をはじめとする大規模災害は、一度発生すると、これまで築き上げた「社会の仕組み」や「人々の生活(暮らし)」を一気に破壊し、それまでも進行していた地域の課題を表面化させます。
しかし、万が一こうした災害に被災しても、日常の営みをいち早く取り戻し、速やかに復旧・復興の取組を進めていくことが、その後の地域の暮らしを守ることにつながります。
将来、大規模災害に否応なしに立ち向かっていかなければならない私たちは、普段の生活の中から様々な「リスク」を想定し、普段から「地域づくり」や「被災後の復興に向けた取組」を考え、話し合うとともに、自助(私たち一人ひとりの取組)、共助(相互の助け合い)、公助(政治・行政による支援)の連携のもと、準備をしておくことが非常に大切です。
これら被災前から復興までを見据えるなど、被災前からの復興に向けた様々な取組を、徳島県復興指針(令和元年12月策定)においては「事前復興」と呼んでいます。
「事前復興」の取組は非常に個人や家庭でできるものから、町内会や自主防災組織などの地域(コミュニティ)単位でできるもの、商工業や農業、漁業といった特定の分野の取組など、非常に幅広いですが、具体的には次のようなものが挙げられます。
徳島県では、大規模災害から迅速かつ円滑に復興していくとともに、被災前からの「事前復興」に県を挙げて取り組んでいくため、令和元年12月に「徳島県復興指針」を策定しました。
この中には、復興の具体的な手順のほか、県、市町村、事業者等に期待する事前復興の取組を700以上盛り込んでいます。
また、「事前復興」について幅広く県民の皆様に知っていただくため、2020年3月に「事前復興」啓発動画を、4K版、360度VR版の2本公開しました。
これらも、シナリオ制作の参考としてください。
「事前復興」の道を歩み出した徳島県が、東日本大震災で被害を受けた宮城県南三陸町の復興事例から「事前復興」のヒントを得ます。
東日本大震災の語り部の方々の話を伺いながら、VRにより震災遺構を巡るバスツアーを体感し、復興について考えます。
国においては、令和2年5月25日の緊急事態宣言の解除にともない、今後は「新しい生活様式」の定着を前提として、外出の自粛やイベントの開催制限の要請等を緩和しつつ、段階的に社会経済レベルを引き上げることとされました。
徳島県では、これを受けて県民の皆様に実践いただきたい、「新しい生活様式」の内容を以下のように取りまとめ、「安心とくしま」ホームページで公表しています。